80年ぶりの入賞。飛込み・板橋美波は
東京五輪でヒロインになれるか (5ページ目)
「今回は"前宙返り4回半抱え型"を入れないでこの点数を取れたのは逆によかったかな、とも思います。五輪出場が決まってからは、コーチとマンツーマンで1日10時間以上も練習していたので、『何で自分だけこんな苦しい思いをしなきゃいけないんだ』とも思ったけど、やっぱり五輪で金メダルを獲りたいという思いがあったので頑張れました。結果的にメダルは取れなかったけど、初めてで色々経験させてもらったので、次の東京では金メダルを獲れるように頑張りたいと思います」
こう話す板橋を、馬淵コーチは「これからメダル争いができる選手に成長していくためにも大きな成果があった」と評価する。さらに板橋にとっても大きな目標ができた。決勝の舞台で、5種目すべてを完璧な演技で飛び、439.25点で優勝した任茜(中国)は、板橋より1歳若い15歳の選手だ。
「いつ見ても失敗しないし、多分4年後も一緒に戦っていく選手だと思うので、しっかり追いつける様に頑張りたい」
追いつくべきライバルを意識した板橋が、これからの4年間でどこまで成長していくかが楽しみになってきた。
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