サッカー日本代表のオランダ戦でスペインの名伯楽が鎌田大地を絶賛 「世界的にもトップレベルのMFだ」
北中米ワールドカップ、森保一監督が率いる日本代表はオランダ代表と2-2で引き分けている。難しい初戦で第1ポッドの強豪に引き分けたのだから、上々の結果と言えるだろう。それも終盤の同点劇で、勝利したような騒ぎになるのは人情だ。
しかし客観的に見て、この一戦はどう映ったのか?
「オランダ戦は、森保監督を筆頭にひとつのグループになってプレーする準備をしてきたことが伝わってきた。日本は攻撃面で相手の奥深くまで入って、得点への選択肢を作っていた。ボール支配率では劣っても、その点ではオランダを確実に上回っていたほどだ」
スペインの名伯楽、ミケル・エチャリはオランダ戦を振り返って、そう語っている。
ミケル・エチャリが高く評価したオランダ戦の鎌田大地 photo by JMPA エチャリは、レアル・ソシエダのスポーツダイレクターやBチーム監督などさまざまな職務を20年近く歴任してきた。バスク代表監督をハビエル・イルレタ(元デポルティーボ・ラ・コルーニャ監督)と共同で10年以上も務め、「バスクサッカーの父」と言われる。監督養成学校の校長も務め、ウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ監督)、フアン・マヌエル・リージョ(元ヴィッセル神戸監督)、シャビ・アロンソ(チェルシー監督)、ミケル・アルテタ(アーセナル監督)など多くの監督に影響を与えてきた。その言葉は重い。
そのエチャリはweb Sportivaのご意見番として、2009年から日本代表も見つめてきた。2010年南アフリカワールドカップではアンカーの採用を推奨。2014年ブラジルワールドカップでは「攻撃に手数をかけ過ぎている」と警鐘を鳴らし、どちらも結果を的中させた。2018年ロシアワールドカップでは「長谷部誠を中心にバランスが取れている」と躍進を予想し、2022年カタールワールドカップでも森保ジャパンがベスト16に勝ち進むことを確信していた。
今回、エチャリは森保ジャパンに何を感じたのか?
1 / 3
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。


