サッカー日本代表のオランダ戦でスペインの名伯楽が鎌田大地を絶賛 「世界的にもトップレベルのMFだ」 (2ページ目)
【「失点シーン以外は悪くなかった」】
「日本は3-4-2-1でオランダに挑んでいる。ワールドカップ最終予選から使ってきたシステムだけに、うまく運用できていた」
エチャリはそう言って、システム運用のカギとなったものをこう説明している。
「ひと言で言えば『Coraje(勇敢さ、勇気)』だろう。日本の選手たちは、オランダの選手を少しも恐れていなかった。これは簡単なようで、簡単ではない。率直に言って、オランダは日本よりも国際大会で結果を残してきた相手であり、有力選手も少なくないだろう。そこで日本は2度にわたってリードされながら、2度も追いついた。最後まで勇気を振り絞って戦い続けることができたからだ」
エチャリは「2点はどちらもすばらしかった」とゴールシーンを称賛しながら、端的に回路を解明している。
「中村敬斗の同点弾は、久保建英とのコンビネーションで生まれている。それぞれがお互いを生かし合っていた。久保はゴールラインに近いところまで入り込んでスペースと時間を作っているし、中村もいいポジションを取って、よく右足を振った。
もっとも、私がオランダの関係者だったら、厳しくマーキングのミスを指摘していただろう。本来、オランダのセンターバックは強固である。しかし久保の侵入に簡単に混乱してしまい、3人もの選手がそこに集まっていた。そして(右サイドバックのデンゼル・)ダンフリースは完全にマークを見失い、慌てて中村に近寄る形で、股を抜かれて失点している」
エチャリの指摘は簡潔で明快だった。
一方、2失点を喫したディフェンスはどう映ったのか?
「日本は2失点したが、それ以外は悪くなかった。ボールは回されていたが、崩される場面は少なく、うまくいっていた。もちろん、1失点目はクロスに対し、マーカー(渡辺剛)が相手のシューター(フィルジル・ファン・ダイク)に出し抜かれてしまい、エリア内でフリーのヘディングをさせているわけで、それ自体がミスだと言える。また、2失点目は、瞬間的に中村が1対2の状況を作られてしまったことも、チームとしてのミスだろう。ただ、完璧なディフェンスというのも難しい」
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