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【続・東京マラソンへの道】中島彩「カナダ人が教えてくれたランの魅力」 (3ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

歩道のすぐ横は海。危険はないのですが、正直、怖かったです!歩道のすぐ横は海。危険はないのですが、正直、怖かったです! すると、そんな「スパルタコースの橋」を颯爽と走り、私を追い越していく女性がいました。160センチ台後半ぐらいの細身の方だったのですが、私が橋を渡り切る前に、彼女は向こう岸まで走って折り返してきたのです。すれ違い際、ハイタッチしてくれた彼女に、「走るのがとても速いですね! 真下に海が見える怖い橋で、こんな速く走れるなんて」と私が語りかけると、「海があるのは慣れっこよ」とのこと。バンクーバー市民の彼女は、ライオンズゲートブリッジを3往復するのが日課なんだとか。全長約1.8キロなので、1日11キロ弱ぐらいのランニングですね。

 そして私は、橋で走る理由について聞くと、「夕暮れの空の色の移り変わりが、橋からだと綺麗だから」なんですって。たしかに橋の上を走っていると、周囲の景色は海と空しかありません。空の色を見ながら橋だけを走るなんて、新しいランニングですよね! 彼女はライオンズゲートブリッジだけを走り続けて5年。長いですね! 季節によって少しずつ移り変わる景色が、飽きさせないのかもしれません。

 そんな会話のおかげで、私はバンクーバーの空の景色を楽しみながら走れました。ただ、そんな絶景に感動したにもかかわらず、向こう岸のノースバンクーバーに着いた帰りは、バスに乗ってリターン。橋を再び走って帰ってくるのが、本当に怖かったのです(笑)。しかし、ライオンズゲートブリッジを使ったランニングも、慣れればきっと平気なはず。傾斜で脚力が鍛えられるし、乗り物を使わない限り、橋でのランニングは必ず戻ってこなければなりません。この練習法は、案外アリかも……。

 サンドイッチを食べたり、橋からの景色を楽しんだり、バンクーバーでのランニングは心に余裕が生まれた、実にリラックスしたものでした。普段の私は、信号待ちすら足踏みしてしまう「少しせっかちなランナー」(笑)ですので、そんなリラックスしたランを今後、生かしていこうと思います!

【今週のRUN日記】

5月11日(土) 休足日
5月12日(日) 7キロ @赤坂→赤坂御所周辺→原宿
5月13日(月) 休足日
5月14日(火) 60キロ @「東京・柴又100K」のコース(江戸川河川敷)
5月15日(水) 休足日
5月16日(木) 休足日
5月17日(金) 10キロ @赤坂→皇居外周→赤坂

 今週の走行距離は、77キロ。6月1日に開催される「東京・柴又100K」で100キロを走る私は、その練習として、同じコースの60キロ分を走りました。その日の最高気温は27度。暑さでバテそうになりながら、水をかぶって走りましたよ! 100キロマラソンまで、残り約2週間。これからは徐々に練習量を減らし、疲れを取っていきます。ゲストランナーとして出走(http://tokyo100k.jp/service.cgi?id=1366944625)する自身初のウルトラマラソンに向けて、調整していきますよ!

 LET’S RUN WITH ME!!

 今日までの練習の様子は、こちらをチェックしてください!→中島彩オフィシャルブログ「走ろう!彩と。」

【profile】
中島彩(なかじま・あや)
1987年8月1日生まれ、大阪府寝屋川市出身。慶應義塾大学法学部卒。元東海テレビ報道スポーツ局。現在はキャスト・プラス所属のフリーアナウンサー、タレント。身長158センチ。趣味はマラソンの他に、政治研究。TBS系列「オールスター感謝祭13春」出演。テレビ神奈川「はまなび」リポーター。FMカオン(84.2MHz)パーソナリティ(月曜日担当)。

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