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平昌パラが9日開幕!
五輪に続いて過去最高のメダル獲得を目指す (4ページ目)

  • 荒木美晴●文 text by Araki Miharu
  • 植原義晴●写真 photo by Uehara Yoshiharu

■クロスカントリースキー/バイアスロン
 初出場の17歳の川除(かわよけ)大輝(雄山高)や21歳の新田のんの(北翔大)、長野大会から6大会連続出場となる新田佳浩(日立ソリューションズ)など、若手選手からベテランまでが代表に名を連ねた。

 バンクーバー大会で2つの金メダルを獲得した上肢障がいの新田佳浩は、ソチ大会では表彰台を逃した。今回の平昌に向けてはフィジカルを強化してきた。

「4年前より今の自分のほうが強い」

 金メダル獲得を狙う初戦のスプリント・クラシカルで雪辱を期す。

 1月の全日本で、その新田佳浩に勝利した佐藤圭一(エイベックス)はクロスカントリースキーとバイアスロンの2種目にエントリー予定。パラトライアスロンの選手でもあり、2016年リオパラリンピックに初出場している二刀流だ。冬季大会の出場は平昌で3大会目となり、主戦場である雪上でメダル獲得への意欲を燃やす。

 ちなみに視覚障がいの選手は、ガイドと一緒にコースを滑る。ガイドはマイクを装着して腰にスピーカーを付けて選手の前を滑り、コース状況などを指示する。後ろの選手はガイドの声をたよりに滑走する。選手とガイドの絶対的な信頼感によって生まれる息の合ったレース展開は、パラスポーツならではの見どころのひとつだ。

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