2018.02.28

ケガ人続出のパラアイスホッケー、
メダル挑戦にギリギリ間に合った!

  • 荒木美晴●取材・文・写真 text&photo by Araki Miharu

 3月9日に開幕する平昌パラリンピックに出場する日本選手団の結団式が26日、東京都内で行なわれた。

 選手団の主将を務めるパラアイスホッケーの須藤悟(日本パラアイスホッケー協会)は、前日に閉幕した平昌五輪で日本が史上最多の13個のメダルを獲得したことに触れ、「この勢いをぜひとも引き継ぎ、私たちも多くのメダルを獲得できるよう、すばらしい大会にしたい」と決意表明。競技への意気込みについては、「直前の強化合宿で課題を修正してきた。ランキング上位チームとの対戦になるが、楽しみになってきた」と引き締まった表情で話し、活躍を誓った。

ケガから復活して2月の熊本合宿に参加したDF三澤英司 パラアイスホッケー日本代表は、1998年長野大会でパラリンピックに初出場。ソルトレイク、トリノ大会ではそれぞれ5位となり、バンクーバー大会では銀メダルを獲得した。「次こそ悲願の金メダルを」と再スタートを切ったが、前回のソチ大会は最終予選で敗れて出場を逃し、その舞台に立つことさえ叶わなかった。それだけに、2大会ぶりの表彰台にかける思いは強い。

 日本代表は、数々のハードルを乗り越えて平昌に挑む。アイスホッケー同様「氷上の格闘技」と呼ばれるように、パラアイスホッケーはボディチェックがある激しいコンタクトスポーツだが、実は本番を前にケガ人が続出していた。

 1月のイタリア遠征の最終戦では、DF須藤が右足のくるぶしを骨折。また、同じ遠征中にDF上原大祐(NEC)も試合中に相手を止めにいった際、スレッジの刃で右手の掌を切る傷を負った。さかのぼって昨年10月の最終予選では、DF三澤英司(日本製紙)がフェンス際のパックを取りにいった際、相手選手に突っ込まれて左鎖骨を骨折する重傷を負い、緊急帰国を余儀なくされた。