【卓球】張本智和は「コート内外」の戦いを経て対中国に手応え 全日本では若き王者が立ちはだかる (2ページ目)
【2026年の初戦を制して全日本選手権へ】
そして、2026年への弾みとなるタイトルを手にしたのが、12月の「WTTファイナルズ香港」だ。過去3度、決勝で敗れていた張本だが、この大会でも決勝に進出。パリ五輪シングルス銀メダリスト、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)との一戦では、相手の鋭い両ハンドやカットブロックといった変則的なプレーを見事に読み切り、4ー2の勝利で"4度目の正直"を成し遂げた。
コート内外で苦境を味わいながらも、それを跳ね返し、最後は結果で自身の価値を証明した張本。常に寄り添ってくれるファンの気持ちも背負いながら、2026年への誓いを語った。
「感謝の気持ちが一番大きいです。会場に来てくださった方も、配信をご覧くださったみなさんも、どんな時でも応援してくれる。僕がもっともっと優勝して、みなさんの人生を豊かにできるように頑張るので、これからも応援してもらえたらうれしいです」
2026年シーズン、張本は最初の公式戦となった「WTTチャンピオンズ・ドーハ」準々決勝で、パリ五輪シングルス銅メダリスト、フェリックス・ルブラン(フランス)を下してベスト4に進出。好調な滑り出しを切った。そして迎えるのは、2018年、2024年に続く3度目のシングルス優勝を狙う全日本選手権である。
世界ランキング5位で日本男子トップをキープする張本は、当然、優勝候補と目されている。しかし、歴代王者たちがその前に立ちはだかる。
対抗馬のひとりは、松島輝空(まつしま・そら/木下グループ)。昨年の全日本では、準決勝で張本、決勝で篠塚を下し、17歳にして全日本王者に輝いた。
その勢いを維持した松島は、2025年の後半にポテンシャルを開花させ、「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」で準優勝。「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」では優勝を果たし、世界ランキングを8位まで押し上げた。課題だったフォアハンドの強化を図り、精神面でも成長を見せている。連覇を狙うサウスポーが、進化の跡を全日本の舞台で示せるか注目だ。
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