腰の骨折でトランポリンを挫折→わずか2年で筋肉界のホープに! 美田佳穂「友達に『誰?』って言われます(笑)」 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

●友達からは「誰?」って(笑)

ーー当時はあくまでリハビリだったわけですね。

 本格的に筋トレをするようになったのは社会人になってからです。2020年の入社時はちょうどコロナ禍に入ってしまったタイミングでジムの営業もできず、秋になってようやく仕事ができるように。その頃から筋トレをよくするようになりました。

 私は体を動かすことをやめたくなかったし、ボディビルをやっている先輩のインストラクターから話を聞いて、やってみたいなと。

この記事に関連する写真を見るーーケガがありましたが、トレーニングをして問題ないのですか?

 腰を含めて痛めたところは完治しませんが、痛くない方法、種目を自分で取捨選択しながらやっていて、今では下半身のトレーニングもだいぶできるようになりました。

 トランポリンは腰が痛いと跳ぶのを我慢するしかありませんでしたが、筋トレは下半身がダメでも上半身なら......と選択肢がさまざまあってやりがいを感じます。

ーー本格的にトレーニングを開始して約1年後の「2021マッスルゲート静岡大会」と「2021ゴールドジムジャパンカップ」に出場。初心者向けカテゴリであるウーマンズレギンスの163cm以下級ではともに優勝。ボディフィットネス部門では3位と2位の好成績。

 もともとどんなカテゴリーがあるのかも知らなかったんですが、トレーニングをしているうちにコンテストに興味が出てきました。

 スマートフォンでいろいろ調べるなかで、目指したい体がボディフィットネスだったんです。肩、脚、背中の筋肉量、ポーズをとったときの立体感、バルク(筋肉の大きさ)がかっこよくて。

ーー自分の好きな筋肉はありますか?

 脚、特に大腿四頭筋でしょうか。腰が悪いから脚のトレーニングはより考えて、いろいろと試行錯誤しながらやったので自信があります。

この記事に関連する写真を見るーートランポリン時代と体つきは変わりました?

 全然違います。友達に会ったら「誰?」って言われます(笑)。

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