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腰の骨折でトランポリンを挫折→わずか2年で筋肉界のホープに! 美田佳穂「友達に『誰?』って言われます(笑)」

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 本格的にトレーニングを始めてわずか2年で、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)が主催する最高峰のコンテスト「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2022」のミスフィットネスカテゴリで4位入賞した美田佳穂さん。ボディコンテストシーンではまだまだ若手の25歳で今後の活躍にも期待がかかる。

 そんな美田さんは幼少期から大学生までトランポリン競技に明け暮れたという。活躍の舞台を変え、フィットネス界の注目株となっていった経緯をインタビューでひも解いていこう。

トランポリン選手から転身し、ボディフィットネスに挑む美田佳穂さんトランポリン選手から転身し、ボディフィットネスに挑む美田佳穂さんこの記事に関連する写真を見る

●トランポリン経験をフル活用

ーー昨年9月開催の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2022」で出場した「ミスフィットネス」とはどのような競技なんですか?

美田佳穂(以下、同) 一般的に知られているポージングによる筋肉美を競うだけでなく、90秒間の制限時間で音楽に合わせてダンスやアクロバットなどのパフォーマンスを見せるラウンドを含めて、「静」と「動」の両方で総合的に肉体美が審査されるカテゴリです。

拠点としているジムで取材に応じてくれた美田さん拠点としているジムで取材に応じてくれた美田さんこの記事に関連する写真を見るーーなぜミスフィットネスを選んだのですか?

 体を鍛えながらパフォーマンスと両立できる人はなかなかいないと聞いていました。パフォーマンスラウンドは何をやってもいいので、大学生までトランポリン経験がある自分ならそれがうまく活かせるのではないかと思ったからです。

ーートランポリンとフィットネスは全然違う競技のようなイメージがありますが、うまくつなげられたんですね。

 私の場合はバク転などを取り入れてみました。ただ体操競技とは違って、ステージで前にいる審査員に見せていかなきゃいけないから高難度な技をやっているだけではダメなんです。審査員に訴えられるパフォーマンスが重要だと学びました。

トランポリン選手として活躍した高校時代の美田さんトランポリン選手として活躍した高校時代の美田さんこの記事に関連する写真を見る

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