岡田紗佳、勝てない時は神田明神でゲン担ぎも。「負けたらやっぱり控室には帰りたくない」 (4ページ目)

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- チーム発足2年目の2020シーズンから加入された堀慎吾選手(37歳/日本プロ麻雀協会)はどういう人ですか。一緒に勉強会をされているとのことですが(詳細は前編を参照)

「堀さんはMリーグをちょっとでも見てくれたらわかるんですけど、本当に変な人で(笑)。麻雀以外はなにもできないんですよ。でも、相手のことをいっぱい気遣って、深いところまで考えてくれていて。麻雀については一番、信頼しています」

---- 麻雀界のレジェンドのひとりである沢崎誠選手(67歳/日本プロ麻雀連盟)はどういう方なのでしょう?

「沢崎さんは親戚のオジちゃんみたいですね。いつも私の体調を気にかけてくれたり、みかんを差し入れてくれたり(笑)、私が負けて落ち込んでいると『楽しく打てよ』と励ましてくれたりして。精神的なところで本当に支えてもらっていますね」

---- 後半戦にチームメイトが苦しんだ時は、今度は岡田選手が助ける番だと思うのですが、どんな意気込みで後半戦に臨まれるのですか。

「そんなに気負わずやっていきます(笑)。もちろんトップを取れていないのはつらいんですけれども、チームポイントはプラスなので。Mリーグはチームポイントが大事なので、『チームポイントは私のポイントだ』くらいに思って、これまでと変わらずに一戦ずつ集中して打っていくだけですね」

---- プロ雀士、モデル、グラビアなど、何足ものわらじを履く岡田選手ですが、岡田紗佳としてのビジョンを最後に教えてください。

「モデルやグラビアは続けていきたいです。メインの麻雀については、常に私のなかで新しいものを取り入れていきたいと思っています。新しいことを取り入れるとバランスを崩しやすく、波があるかもしれないですが、それでも新しい思考を取り入れながら、もっともっと麻雀の高みを目指すプロ雀士になりたいと思っています」

(第2回につづく>>)


【profile】
岡田紗佳(おかだ・さやか)
1994年2月19日生まれ、東京都出身。2011年に第43回non-noモデルオーディションでグランプリを受賞する。2012年2月号から2018年5月号まで『non-no』の専属モデル。2017年4月より日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ雀士となる。2019年、KADOKAWAサクラナイツからドラフト全体2番目指名を受けてMリーガーとなった。

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