葛西紀明、平昌は「レジェンド鳥人」とならず。4年後は何が起きるか... (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by JMPA

 だが、平昌での試合が終わった途端、葛西は次の2022年北京五輪への挑戦を明言している。

「今回は夢だった"家族を五輪に連れてくる"ということが実現できました。でもそれで2本目に進めない姿を見せただけでは情けないから、次は家族の前でメダルを獲るのが目標になりました」

「今回もメダルを獲っている選手を見ながら、『次は絶対に自分がメダルを獲るぞ』と思いました。そういう悔しい気持ちになってきているので、まだまだいけると思いますね。この4年間は自分で納得できるトレーニングができていなかったので、これからの4年間は自分で納得がいくトレーニングをして......。また自分の完璧なジャンプを作って挑める五輪にしたいです」

 8回目の五輪出場という偉業を果たしたうれしさの反面、結果を出せなかった悔しさが残った大会。葛西にとってこの平昌五輪は、現役を続けるうえで、またひとつ闘争心をかき立てられるきっかけになった。

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