すごいぞ、日本女子カーリング。
「過去最高」を超えて、さらに上へ!

  • 竹田聡一郎●取材・文 text by Takeda Soichiro
  • photo by Kishimoto Tsutomu/JMPA

 平昌五輪女子カーリング。日本代表のロコ・ソラーレ北見が、ラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)最終戦となるスイスとの大一番に挑む。

 日本はここまで5勝3敗で4位。1位の韓国(7勝1敗)、2位のスウェーデン(6勝2敗)は1試合を残して決勝トーナメント進出を確定させ、3位のイギリスも6勝3敗ですでにラウンドロビンを終えて、決勝トーナメント進出を決めている。

 日本を追うのは、1試合を残して4勝4敗の5位アメリカ。だが、日本がスイスに勝てば、自力で予選リーグ突破となる。

決勝トーナメント進出をかけてスイス戦に臨むカーリング女子日本代表決勝トーナメント進出をかけてスイス戦に臨むカーリング女子日本代表 五輪において、史上初のラウンドロビン勝ち越しを決めた日本。この成績はすでに快挙と言っていい。

 対戦の順番やアイスメイクの妙など、さまざまなことが味方した面もある。

 ラウンドロビン序盤、アメリカ、デンマークとのゲームでは、アイスの状態を探りながらの展開だった。その中で、日本が平昌五輪仕様の曲がりやすく、変わりやすいアイスに対応できていたかといえば、必ずしもそうとは言えないだろう。

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