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過去全敗→2勝3敗。スマイルジャパンは
北京で「もっとうまくいく」

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by JMPA

 目標としていたメダルには遠く及ばなかった。だが、6位という結果は決して悲観するものではない。

 女子アイスホッケー日本代表スマイルジャパンは、18日の順位決定予備戦でスウェーデンとの再戦に2-1と勝利。20日にスイスとの5・6位決定戦に臨んだが、惜しくも0-1で敗れ、平昌五輪を6位で終えた。

スイスとの最終戦に敗れ、合計2勝3敗で6位となったスマイルジャパンスイスとの最終戦に敗れ、合計2勝3敗で6位となったスマイルジャパン 過去に出場した1998年長野五輪、2014年ソチ五輪はともに5戦全敗だった。それを思えば平昌五輪では、韓国と北朝鮮の合同チーム"コリア"から奪った歴史的1勝に加え、ランキング上位のスウェーデンを下しての2勝3敗と大きく前進した。

 試合内容でも、前回のソチ大会は5戦して得点6、失点16と相手に圧倒されたが、今大会は得失点でもプラスマイナス0(得点8、失点8)と、敗れた試合でも僅差の勝負を演じた。シュート数やペナルティからのパワープレーのチャンス数は、すべての試合で対戦相手を上回った。決定力という課題は浮き彫りになったが、守備面ではある程度の手応えを掴めた大会になったといえるだろう。

 予選ラウンド初戦で1-2と敗れていたスウェーデンとの再戦では、第1ピリオド終盤にFW大沢ちほ(26歳、道路建設ペリグリン)が一度はゴールを決めながら、味方選手のGKへの妨害があったとして、スウェーデンのチャレンジが成功、ゴールが取り消しになる不運があった。

 第2ピリオドには21分43秒にDF小池詩織(24歳、道路建設ペリグリン)の今大会2点目のゴールで先制するが、その約5分後、ペナルティからのパワープレーのチャンスで2点目を狙っていたところを、逆に一瞬の隙を突かれて同点弾を許した。

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