【2014年回顧】最多・最長・最大・史上初。そして激震! (2ページ目)
2014年プレイバック (17)
大谷翔平、史上初のふたケタ勝利&ふたケタ本塁打を達成
2013年、ドラフト1位で日本ハムに入団し、「二刀流」としてプロの道を歩み始めた大谷翔平。賛否の声が飛び交う中、大谷は周囲の予想を上回るスピードで進化を見せた。
プロ1年目の2013年は、投手として11試合に先発し、3勝0敗・防御率4.23。オールスターでは時速157キロをマークし、観客を大いに驚かせた。一方、打者としては77試合に出場し、打率.238・3本塁打・20打点を記録。この内容に大谷自身は、「悔しい結果に終わった」と語った。
そして迎えた2014年。大谷はその悔しさを晴らすかのように、開幕から投打に渡って大暴れを見せる。投げては4月12日にプロ入り初のふたケタ奪三振を挙げると、5月13日には初完封勝利を記録。前半戦終了までに7連勝をマークし、8月26日のソフトバンク戦でシーズン10勝目を挙げた。一方、打撃面でも1試合2ホーマーを記録するなど、昨年以上の長打力を発揮。9月7日のオリックス戦で10号本塁打を放ち、NPB史上初となる「同一シーズンでふたケタ勝利とふたケタ本塁打」を達成した。
2014年、大谷は投手として24試合に先発し、11勝4敗・防御率2.61。打者としては86試合に出場し、打率.274・10本塁打・31打点をマーク。10月5日の楽天戦でNPBタイ記録となる時速162キロを計測するなど、日本プロ野球界を大いに沸かせた20歳の若武者は、2015年も我々の予想をさらに上回る進化を見せてくれるに違いない。
2014年プレイバック (18)
白鵬が32回目の幕内優勝。大鵬に並ぶ歴代最多タイ記録
2007年の7月場所から横綱として土俵に立つ白鵬は、現在に至るまで絶対的な存在として頂点に君臨し続ける「平成の大横綱」だ。横綱昇進から2013年末までの計38場所(八百長問題で中止となった2011年3月場所は含まず)で、優勝すること24回――。調子を落とすことなく、大きなケガをすることもなく、横綱の大役を務めている。
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