【2014年回顧】最多・最長・最大・史上初。そして激震! (4ページ目)

 その内容とは、10月31日までに何らかの回答を示すことができなかった場合は、FIBAの会員資格を停止する処分を科す、というもの。つまり、男子・女子・ユースなどすべてのカテゴリーで、日本代表チームは国際試合に出場できなくなるのだ。

 しかし、JBAはFIBAの要求に対して充分な回答をまとめることができず、草案を提出するだけにとどまった。その結果、11月26日、FIBAからの通告により、JBAに対し無期限の資格停止処分が下された。この決定により、処分が長期化した場合には、2015年に予定されているリオ五輪の予選に参加できない可能性が出てきた。現在、FIBAは組織として機能していない日本バスケットボール界を改善すべく、「ジャパン2024バスケットボールタスクフォース」という特別チームを設立し、JBAを直接指導していく方向である。

2014年プレイバック (20)
ガンバ大阪、史上2チーム目の3冠達成

 2年ぶりにJ1復帰を果たしたガンバ大阪は、2014年シーズンの主役となる活躍を見せた。リーグ前半戦は苦しい展開が続いたものの、後半から徐々にペースアップ。ワールドカップ終了後から最終節直前までの19試合を、15勝2分け2敗という怒濤の追い上げで首位の座に立った。

 一方、リーグの合間に行なわれたヤマザキナビスコカップでも、ガンバは順調に試合を進めていった。予選をグループ1位で突破し、準々決勝では2戦合計4-1でヴィッセル神戸に圧勝。川崎フロンターレとの準決勝も合計5-4で打ち合いを制し、ついに決勝まで駒を進めた。そして11月8日、迎えた決勝戦。前半、サンフレッチェ広島に2点のリードを許すものの、後半に自慢の攻撃力で逆転し、2007年以来2回目のヤマザキナビスコカップ優勝を果たした。

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