宇野昌磨の好敵手は? 注目は鍵山優真とマリニン フィギュアスケートGPシリーズ男子展望 (4ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【鍵山優真の復活に期待】

 第3戦のフランス大会(11月3〜5日)は、GPシリーズ2試合目になるマリニンが優勝候補筆頭。だが少しでもミスをすれば鍵山に加え、独特の世界観で人気のアダム・シャオ イム ファ(22歳/フランス)が上位争いに絡んできそうだ。

 鍵山はまだ2022年北京五輪時の構成に戻せない状態で、フリーの4回転も2本に抑えているが、ロンバルディア杯は優勝。さらに東京選手権でも優勝と底力を見せている。現状の構成でも290点台に乗せられる可能性がある。

 また、2年連続優勝を狙うシャオ イム ファは今季、ネーベルホルン杯で友野を抑えて優勝といういい滑り出しを見せると、上海トロフィーでも優勝。進化しながら結果を出している。

 この3選手の争いがどうなるか。ファイナル進出争いに影響も与えそうだが、そのなかで島田高志郎(22歳/木下アカデミー)がどこまで健闘するかも注目される。

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