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宇野昌磨の好敵手は? 注目は鍵山優真とマリニン フィギュアスケートGPシリーズ男子展望 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【佐藤駿にチャンスあり?】

 スケートアメリカでマリニンに続く存在は、昨季の世界選手権で4位になったケビン・エイモズ(26歳/フランス)と、デニス・ヴァシリエフス(24歳/ラトビア)になるだろう。

 だが、エイモズはオータムクラシックではSPで大きく出遅れ、フリーで巻き返して2位にはなったものの不安を残した。また、ヴァシリエフスも9月のオンドレイネペラメモリアルでは7位というシーズンインだった。

 ふたりの調子が上がらないままなら、佐藤駿(19歳/エームサービス・明治大)にもチャンスが広がってくる。佐藤は9月の東京選手権で、鍵山優真(20歳/オリエンタルバイオ・中京大)に次ぐ2位だった。

 さらに10月のフィンランディア杯は、SPをほぼノーミスにして合計は261.23点で、苦しんでいたSPを克服してきている。この大会は、三浦佳生(18歳/オリエンタルバイオ・目黒日大高)に次ぐ2位だった。

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