鍵山優真を育てた振付師・佐藤操が振り返る少年時代。合言葉は「誰よりも頑張ろう」 (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 その頃、やっと手に入れたジャンプがトリプルアクセルだったので、もし鍵山先生がいない間にできなくなったら、優真も私も怒られるから、トリプルアクセルを完成させて1個でも技を増やせるように練習を頑張ることを決めました。それまでより長い時間、リンクにいるようになりましたが、今思えば、本当は練習熱心だっただけじゃなくて、お父様がいない寂しさもあってたのかなと、ちょっと思いますが、本当にすごく練習をしていました」
(つづく)

佐藤操さんが鍵山選手について語った記事は4月25日発売の『Sportiva 日本フィギュアスケート 2021-2022シーズン総集編』にも掲載!

佐藤操(さとう・みさお)
1970年10月18日生まれ。東京都出身。元アイスダンス選手の振付師。選手の個性とキャラクターを引き出す魅力溢れる振り付けが得意。鍵山のほか、話題になったプログラムに田中刑事のエキシビション『ジョジョの奇妙な冒険』などがある。

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