宮原知子が振り返るフィギュアスケートとの出会いとこれまでの競技人生。「教室でもかなり変わっている生徒でした」 (5ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images

ーースケートに出会った4歳の「知子ちゃん」にタイムマシンで会えるとしたら、なんと声を掛けますか? 

宮原 (しばし黙考した後で)「こんなに楽しいことを見つけてくれてありがとう」って。なんて返してくるか? んー、「そんなに楽しいの?」って(笑)。性格はシャイで、内弁慶な子で、当時は教室でもかなり変わっている生徒でした。先生に「みんなで手をつないでやりましょう」って言われても、誰とも手をつながず、全然違うことをひとりでやる感じで。たぶん、自分のやりたいことがあって、それをしたかったんだと思いますが。

(後編「五輪への思い」につづく) 

【Profile】 
宮原知子 みやはら・さとこ 
1998年、京都府生まれ。4歳からフィギュアスケートを始める。2014〜2017年の全日本選手権で4連覇。2015年世界選手権2位。2018年には平昌五輪に出場し、日本選手最高位の4位。今季は、GPシリーズのスケートアメリカで7位、イタリア杯で5位。

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