本田真凜、樋口新葉、三原舞依。
女子高生トリオの五輪争いはさらに激化 (3ページ目)
この試合の経験は本田にどんな教訓をもたらすか。"練習嫌い"を公言する16歳が、シニアらしく戦うマインドを持つことでどう練習に取り組むようになるのか。次戦となる全日本選手権で実力を発揮し、念願を成就できるかが楽しみだ。
一方、注目度では1学年下の本田に後れを取っている高校2年生の樋口新葉。だが、今季は「GPファイナルに絶対に出ること」を目標に掲げており、シニア2年目の充実ぶりが見られて頼もしい。GP初戦のロシア杯で3位に入っており、2戦目の中国杯で2位以上となれば12月初旬のGPファイナル進出に望みがつながることから、モチベーションは高かった。
その中国杯では、優勝した昨季世界ジュニア女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)に1.36点差の僅差で及ばなかったが、合計212.52点をマークして堂々の総合2位。目標クリアに大きく前進した。
「こんなに思い切り滑って、ノーミスしたのが(昨季の)国別(対抗戦)以来だったので、それがすごく嬉しいです。ただ、(1位との僅差が)すごく悔しいです。もうここまでファイナル(出場)に向けてできるだけのことをやってきたつもりなので、本当に出られるように願うだけです」
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