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本田真凜、樋口新葉、三原舞依。
女子高生トリオの五輪争いはさらに激化 (5ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 樋口や本田に引けを取らない実力者で、昨季と同様、日本女子の中心的役割を担う存在として期待されているのが三原舞依だ。お姉さん格の高校3年生は普段は控えめだが、シニア2年目の今季ははっきりと意気込みを語っており、一皮むけた大人の滑りに変身を遂げた。

 GP初戦となる中国杯ではジャンプの回転不足でSP7位と出遅れたが、満足のいく演技を見せたフリーでは3位と巻き返し、合計206.07点の総合4位に食い込んでみせた。目指す五輪代表に向けて、まずまずのスタートを切ったと言っていいだろう。

「フリーは最後まで思い切って滑ることができました。ダブルアクセルだけ少し危なかったんですけど、それ以外はステップもスピンもレベル4が取れていたのでよかったかなと思います。(次戦の)フランス杯ではSP、フリーともにパーフェクトで滑ることが目標なので、練習から思い切ってスピードを出し、何があっても自信をつけられる練習ができたらいいと思います」

 フランス杯はスケートカナダを制したケイトリン・オズモンド(カナダ)や中国杯優勝のザギトワら強豪との勝負となる。中国杯で得た課題を克服してGP2戦目に挑み、GPファイナル進出のチャンスを掴み取ってほしいものだ。

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