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世界フィギュア、羽生結弦は
チェンの台頭にも「追いかけるのが好き」 (4ページ目)


photo by Murakami Shogophoto by Murakami Shogo 昨シーズンの神がかり的な演技や記録に「とらわれていた時期もあった」そうですが、リンクを離れていた2カ月は「どういう気持ちで滑るかをじっくり考えることができました」と語っていました。また、ソチ五輪で金メダルを獲得してからメディアへの露出が増えていき、ときには、「スケートを仕事のようにとらえて取り組んでいるのではないか」と考えることもあったといいます。

 しかし、スケートができない期間があったことで、スケートが好きな気持ちを再確認し、「早く滑りたい」という想いが湧きあがってきたといいます。素直なスケートへの「想い」を再確認し、原点に立ち返ることは、羽生選手にとって大きなプラスになっているはずです。

 ソチ五輪から3年、フィギュアスケート界では四大陸選手権で優勝した17歳のネイサン・チェン選手(アメリカ)ら、10代の若い世代が急激に成長してきています。それでも、羽生選手自身が「追いかけるのが好き」といつも言っているように、「勝って当たり前」ではなくなった今の状況は、刺激的な状況でもあるはず。

 昨シーズン、世界最高得点の記録を立て続けに更新した時も、スケートカナダで味わった悔しさが大きなバネになったように思います。今は、チェン選手という才能溢れる新しいライバルが現れて、さらに闘志を燃やしているはず。世界選手権では、タイトル奪還に期待しています!

■世界フィギュアスケート選手権2017 
男子SP   3月30日(木) 夜9時~夜11時47分
男子フリー  4月1日(土)夕方5時30分~夜9時15分

フジテレビ系列で生放送
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【プロフィール】
三田友梨佳(みた・ゆりか)
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東京都出身。フジテレビアナウンサー。2011年入社。『直撃LIVEグッディ!』(毎週月~金曜13時55分~)ほか、バラエティーやスポーツ各種中継などを担当する。

フィギュアスケート特集号
『羽生結弦 平昌への道 ~Road to Pyeong Chang』


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