2017.03.28

浅田真央の師、佐藤信夫コーチが
語る「ものすごいスピン」とは?

  • 辛仁夏●構成 text by Synn Yinha  岸本勉●写真 photo by Kishimoto Tsutomu

連載・佐藤信夫コーチの「教え、教えられ」(6)

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 選手として、そして指導者として長年にわたり日本のフィギュアスケート界を牽引し、国際スケート連盟の殿堂入りも果たしている佐藤信夫氏。コーチ歴50年。75歳になった現在も、毎日リンクに立ち、浅田真央らトップ選手から幅広い年齢の愛好者まで、フィギュアスケートを教え続けている。

 その佐藤コーチが、前回に引き続いて、華やかな技・スピンの魅力について語ってくれた。

1942年1月3日生まれ。現役時代は全日本選手権10連覇、60年スコーバレー五輪、64年インスブルック五輪に出場。その後コーチとなり、荒川静香、安藤美姫、村主章枝、小塚崇彦らを指導。現在、浅田真央のコーチを務める スピンには3種類の基本型があります。しゃがんだ状態で回るシット系スピン、上体と片足を水平の位置に保ちT字型になって回るキャメル系スピン、そして上体を立たせて回るアップライト系スピンです。この3種類のスピンに、スケーターは様々なバリエーションを加えます。

 ジャクソン・ヘインズという人をご存じでしょうか。現在のフリースケーティングの大もとを作った人です。その人が考案した技のひとつがシットスピンです。僕らがスケートを習い始めた頃は、その人の名前から「ジャクソンスピン」と教わっていました。