2016.06.17

コーチ歴50年。フィギュアスケート界の名伯楽が語る「私の指導法」

  • 辛仁夏●構成 text by Synn Yinha 岸本勉●写真 photo by Kishimoto Tsutomu

連載・佐藤信夫コーチの「教え、教えられ」(1)

1942年1月3日生まれ。現役時代は全日本選手権10連覇、60年スコーバレー五輪、64年インスブルック五輪に出場。その後コーチとなり、荒川静香、安藤美姫、村主章枝、小塚崇彦らを指導。現在、浅田真央のコーチを務める 日本フィギュアスケート界の重鎮であり、選手時代から指導者になった今でも、フィギュアスケートの発展に尽力している佐藤信夫氏。74歳になった現在も、毎日リンクに立ち、浅田真央らトップ選手から幅広い年齢の愛好者まで、フィギュアスケートを教え続けている。

 国際スケート連盟の殿堂入りも果たしている佐藤コーチに、フィギュアスケートを教えるということへの「思い」や「本質」、「哲学」を語ってもらった。

 私が「コーチ」という名前をきちんと使ったのは1968年5月からですが、66年に選手を辞めて、それからまもなく指導の道に入ったから、今年でちょうど50年になります。50年にわたる指導の中で、今、一番思っているのは、50年経っても技術の進歩は尽きないということです。今後、フィギュアスケートの技術がどのような進歩をとげるのか、正直言って私にもよくわかりません。