羽生結弦を阻むライバルは誰か?
フィギュア新シーズン展望
冬季競技は2018年平昌五輪プレシーズンがいよいよ開幕する。本番へ向けての勢力図が明確になる重要なシーズン。フィギュアスケートでは国際スケート連盟(ISU)からグランプリ(GP)シリーズのエントリーリストが発表された。
日本勢の主な選手を見ていくと、男子は羽生結弦がGPシリーズ第2戦のスケートカナダと第6戦のNHK杯に出場。宇野昌磨は第1戦スケートアメリカと第3戦のロステレコム杯、無良崇人がスケートカナダと第4戦のフランス杯にエントリーした。
新シーズンのGPシリーズはスケートカナダとNHK杯にエントリーした羽生結弦 女子は浅田真央がスケートアメリカとフランス杯、宮原知子は羽生と同じくスケートカナダとNHK杯という予定になっている。
GP シリーズ初戦のスケートアメリカ(10月21日~/アメリカ・シカゴ)は、男子の上位争いは宇野とボーヤン・ジン(中国)のふたりが中心になるだろう。そ こに村上大介とデニス・テン(カザフスタン)、昨季中盤以降を腰痛で休養していたジェイソン・ブラウン(アメリカ)がどう絡んでくるか。
世界選手権では悔しい思いをしながらも、4月のチームチャレンジカップで4回転フリップを成功させて気持ちよくシーズンを終えた宇野は、ファンタジーオン アイス札幌公演で新シーズンのフリーを披露。4回転フリップにも挑戦し、緊張感のある演技でさらに上の次元を目指そうとしている。それだけに、ショートプ ログラム(SP)とともに、どこまで完成度を上げてくるか楽しみだ。
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