羽生結弦語録。フィギュア世界選手権で語っていた本心とは? (2ページ目)
■「自分は幸せ者」
SPで羽生は最終グループの5番目の滑走順だった。無良崇人が得点を伸ばせず、四大陸王者のデニス・テン(カザフスタン)が4回転トーループで転倒、欧州王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)がノーミスの演技を見せた後に、羽生の番が回ってきた。
上海でも多くのファンから声援を受けていた 冒頭の4回転トーループの着氷で両手をついたものの、その後の演技はしっかりとまとめてメリハリのあるステップを踏むなど上々の出来。演技後は、リンクがプレゼントの海と化した。95.20点で首位発進だったが、羽生は反省の言葉を口にした。
「練習してきて、全日本選手権のとき以上のレベルにはなってきていると思う。4回転トーループは6分間練習でも失敗していましたが、明日は明日で本番どうするかということを練習で見ていきたい。ブライアンがいなかったからどうのこうのではなく、動画でアドバイスをもらっていたので影響はなかったです。
今日の4回転トーループのミスは正直言って悔しいですね。でも、今回の減点を他のものでカバーできたので、正直言って、この3週間ちょっとで追い込んできてよかった」
また、SP上位3選手の会見では意外な感想も話した。
「世界選手権でSPのスモールメダルを取れたのは初めてなので、ちょっとうれしいです。でも、今季一度もSPを完璧にできなかったのは悔しいですね。今日は皆さんの前で結果を残せて、常々思っていることですが、自分は幸せ者だなと思っています」
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