【ボクシング】「ベストファイター」井上尚弥に勝つために LAキャンプで、コーチが中谷潤人に授ける"妙技" (3ページ目)
3月26日、流れ落ちる汗を拭ったあと、中谷は話した。
「当然ですが今日のシャドーでは、井上選手の動きをイメージしながらやりました。ボクシングは基本の繰り返しですよね。本当に0コンマの角度とか0.1秒のタイミングとか、小さな差で変わってきます。そんななかで僕が大事にしているのは、バランスです。強く打ったあとも、疎かになってはいけない。いかに相手にダメージを与えられるかを意識しています。
日によって体調も違いますが、5月2日はベストの状態でリングに上がらなくては。ただ、試合の日のリングでも、当日のコンディションと相談しながら自分の闘いをすることが肝心です。
自転車漕ぎは、初めてのメニューでしたが確かにきついです。でも、こうしたインターバルトレーニングでまた違う自分が出てくるので、新鮮ですし、喜びがあります」
自転車のトレーニングを行なう中谷この記事に関連する写真を見る
ルディも言った。
「何度も口にしてきたが、ナオヤ・イノウエこそ、今日のボクシング界でパウンド・フォー・パウンド・ナンバーワンのベストファイターだ。日本ボクシング史上、最高の選手であることも間違いない。彼のこれまでの戦績や、現在の地位を見ても明らかだ。現時点では、イノウエこそがトップであり、世界一だ。私たちは、彼のポジションを奪いにいく。イノウエに勝ってこそ、ジュントは真の最高になれる。
どうすればジュントをそこまで引き上げられるか......。我々は今、猛練習をこなしている。これまでのやり方とは少し異なるアプローチも取り入れた。試合当日、積み重ねたすべての練習の成果を、リング上で完璧に発揮できることを願っている。最も強い選手を打ち負かし、世界中に衝撃を与えたい。そのためのトレーニングだ」
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