検索

【女子プロレス】師匠の葉月も驚くフワちゃんの覚悟 自身の飛躍も目指しながら、弟子のことを「第一に考えて動いている」 (4ページ目)

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Satoshi Dairaku

【紫雷イオ、白いベルトへの思い】

――二冠王者として、今後どのような活動をしていきたいですか?

葉月:スターダムのベルトではないですが、だからこそ、より世界に広く発信していけると考えています。世界を舞台に活躍するのが一番の目標ですね。

――プロレスを始めるきっかけになったWWEなど、海外への意識が強いのでしょうか。

葉月:それもあります。海外で活躍している選手、特にイオ(紫雷イオ)さんとはもう一度戦いたい。イオさんとは渡米前の壮行試合(2018年6月17日)で戦って以来、対戦していませんからね。きっとイオさんのなかの「葉月」は、当時のまま止まっていると思うんです。対戦が実現したら、「今の私はあの頃とは違うぞ」と積み重ねてきたものを見せたいですね。

――今年7月でデビュー12周年目を迎えます。プロレス人生を振り返っていかがですか。

葉月:ひと言で言えば「険しい道」でした。もちろん、ベルトを獲って脚光を浴びる時期もありましたが、自分のなかでは「耐えなければならない時期」のほうがずっと長かったな、という印象です。でも、その耐える時期があったから今がある、とも思っています。

――今の目標は?

葉月:「白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)」を巻くことです。私が意識し始めたのは、2016年12月にカイリ選手(現WWE所属のカイリ・セイン)とタイトルマッチをしてからなんです。それから何度挑戦しても届かない、悔しい経験が続いています。その"忘れ物"を、今年こそは執念で掴み取りたいと思います。

――2026年、ファンの方にどのような姿を見せていきたいですか?

葉月:お客さんに満足して帰ってもらうのはプロとして当然ですが、今年は「レスラー・葉月」としての評価をもっと高めたいです。今はコーチとしてフワちゃんのことを第一に考えて動いていますし、今年も彼女につきっきりになるつもりですが、一方で「自分のことを一番に考えられる年」にしたい。それが、私を応援してくれるファンの方々への最大の恩返しになると思っています。

【プロフィール】

葉月(はづき)

1997年9月29日生まれ、福岡県出身。身長155cm。中学時代、独学でトレーニングを開始し、卒業から半年でスターダムに入団。2014年7月6日にデビュー。紫雷イオ率いる「Queen's Quest」での活動を経て、2018年に「大江戸隊」へ移籍。2019年12月に突如引退。約2年間のブランクを経て、2021年10月にスターダムへ電撃復帰。現在はコグマとのタッグ「FWC(福岡ダブルクレイジー)」として活躍する傍ら、CMLL日本女子王座・スパーク女子王座の二冠を保持。タレント・フワちゃんのコーチも務めるなど、技術・信頼ともに団体を支える柱のひとり。

【写真】女子プロレス・スターダム葉月フォトギャラリー

4 / 4

キーワード

このページのトップに戻る