【女子プロレス】葉月が振り返る、中学卒業後から始まったスターダムでの日々 引退からの復帰も経て得た「幸せな場所」 (3ページ目)
――先に選択権のある大江戸隊が3巡目で葉月選手を指名。イオ選手も3巡目で獲得を希望していました。
葉月:「私は、そこまで大事な存在じゃなかったんだ」と。だったら、大江戸隊で這い上がって見返してやる、という反骨心が大きくなりました。実際に活動すると、「ヒールは何をしてもいい」という自由さがありましたね。当時の大江戸隊は"愛されヒール"という感じのユニットで、お客さんを楽しませたいという精神はそこで備わったと思います。
――ベビーフェイス時代と比べて、お客さんとの接し方も変わりましたか?
葉月:QQの頃は自分のことで精一杯すぎて、周囲があまり見えていなかったんです。常にほかのメンバーやイオさんと比べられる自分を「どうにかしなきゃ」という焦りが強くて。でも、大江戸隊になってからは「もっとお客さんと一緒に試合を楽しんでいいんだ」と思えるようになりました。今の自分があるのは、あの時があったからだと思います。
【一度リングを離れて気づいたプロレスの楽しさ】
――理由は明かされていませんが、2019年12月に一度、リングを離れることになりましたね。
葉月:正直、やめたくはなかったんです。あれは若気の至りというか、いろいろあった勢いで「もうやめる!」と言ってしまった部分もあって......。リングを離れている間も、常にSNSで動向はチェックしていましたし、「もし今もスターダムにいたら、どうなっていただろう」と考えることは何度もありました。
――その期間、トレーニングは継続していたんですか?
葉月:一切やっていませんでした。筋トレもせず、普通にコンビニや居酒屋でアルバイトをして過ごしていました。
――お客さんなどに声をかけられたりすることはなかったんですか?
葉月:当時はコロナ禍でみんなマスクをしていましたし、リング上の「葉月」と一般人の私とでは性格も雰囲気もだいぶ違うので、まったく気づかれませんでしたね。ただ、バイト生活は楽しかったけど、どれだけ頑張ってもプロレスのように熱狂的に応援されることはない。「リング上って楽しくて幸せな場所だったんだ......」と感じました。
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