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【格闘技】髙阪剛が見たいのは、やっぱり朝倉未来vs平本蓮 「どちらのMMAが勝るのか見てみたい」

  • 篠﨑貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro

世界のTKが振り返る朝倉未来×クレベル・コイケ 後編

 7月27日の『超RIZIN.4』のメインイベントで、クレベル・コイケに判定勝ち(2-1)した朝倉未来。そのバージョンアップについて解説した髙阪剛が、次戦や今後の相手についても言及した。

今後の相手も注目される朝倉 photo by 東京スポーツ/アフロ今後の相手も注目される朝倉 photo by 東京スポーツ/アフロこの記事に関連する写真を見る

【MMAは「30歳を過ぎてから見えてくることが多い」】

――クレベル戦ではコーナーでの攻防もありましたが、朝倉選手はあえてコーナーを背負っているように見えました。その意図とは?

「一番大きいのは、バックを取られないためですね。背中をコーナーに預けているので、クレベル選手が後ろに回り込むスペースがなくなる。つまり、バックを取られるリスクを最小限にしていたんだと思います。コーナーを利用した、とも言えるでしょう」

――これは、リングを採用している『RIZIN』ならではの戦い方ですか?

「そうですね。もしこれがケージだったら、状況は違っていたと思います。ケージの種類にもよりますが、構造上、リングのコーナーのような鋭角ではないので、相手が背中側に回り込むこともできます。押し込んで足を引っかけながら、じわじわと背後を狙う感じ。未来選手は、リング、ケージ、使用される舞台の特性を理解していて、戦術に組み込むことも術として身につけていると言えるでしょうね」

――髙阪さんは以前から、「朝倉選手は本来、いろいろなことができる選手だ」とおっしゃっていました。平本蓮選手に敗れた後の"いったん引退"の期間を経て、それがファイトスタイルに表われてきたのでしょうか?

「ちょっと抽象的な言い方になってしまうかもしれませんが、MMAって30歳を過ぎてから見えてくることが本当に多いんですよ。僕自身もそうでした。物の見方や考え方、あるいは社会との関わり方、そういうものが試合にも表われるようになってくると思うんです」

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著者プロフィール

  • 篠﨑貴浩

    篠﨑貴浩 (しのざき・たかひろ)

    フリーライター。栃木県出身。大学卒業後、放送作家としてテレビ・ラジオの制作に携わる。『山本"KID"徳郁 HEART HIT RADIO』(ニッポン放送)『FIGHTING RADIO RIZIN!!』(NACK5)ウェブでは格闘技を中心に執筆中。レフェリーライセンス取得。ボクシング世界王者のYouTube制作も。

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