【格闘技】髙阪剛が見たいのは、やっぱり朝倉未来vs平本蓮 「どちらのMMAが勝るのか見てみたい」 (3ページ目)
――幼いころから培った打撃スキルの高さに加えて、今の自分に必要なMMAの技術を取捨選択して、習得する。その技術をしっかり試合で発揮する印象があります。
「いわば、最短距離で進化できる選手ですよね。おそらく、試合で見せていない技術もたくさんあると思いますし、『もっとこういう練習をしたほうがいいな』と気づける選手。ウィークポイントをどんどん潰して、そこから新たな強みを引き出すことができる印象です」
――ケガからの復帰戦でいきなり戦うのかはわかりませんが、やはりふたりの再戦は見たいということですね。
「バージョンアップしている未来選手と、進化を続ける平本選手。どちらのMMAが勝るのか、それを見てみたいというのが正直なところですね」
――王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフを筆頭に、強豪の外国人勢、朝倉選手や復帰が待たれる平本選手。YA-MAN選手、秋元強真選手ら、フェザー級が活気づいてきました。
「この階級には、個性と実力を兼ね備えた選手が揃っています。誰が抜けだして駆け上がるのか、本当に楽しみです!」
8月5日、朝倉は自身のYouTubeチャンネルで「9月のタイトルマッチ、シェイドゥラエフが勝てば指名させていただきますよ」と語り、シェイドゥラエフ戦に意欲を示した。
一方、平本選手はそれを受け、Xで次のようにポストしている。
「これにて俺達の再戦はもう無くなりました
お前はベルトを目指すし
俺は世界を目指す
これにてこの争いも終了」(原文ママ)
その言葉どおりになるのか、それとも......。
【プロフィール】
■髙阪剛(こうさか・つよし)
学生時代は柔道で実績を残し、リングスに入団。リングスでの活躍を機にアメリカに活動の拠点を移し、UFCに参戦を果たす。リングス活動休止後はDEEP、パンクラス、PRIDE、RIZINで世界の強豪たちと鎬を削ってきた。格闘技界随一の理論派として知られ、現役時代から解説・テレビ出演など様々なメディアでも活躍。丁寧な指導と技術・知識量に定評があり、多くのファイターたちを指導してきた。またその活動の幅は格闘技の枠を超え、2006年から東京糸井重里事務所(現在は「株式会社ほぼ日」)にて体操・ストレッチの指導を行っている。2012年からはラグビー日本代表のスポットコーチに就任。現在は、RIZINで活躍する堀江圭功選手や上田幹雄選手らを指導している。
◆Twitter:@TK_NHB
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著者プロフィール
篠﨑貴浩 (しのざき・たかひろ)
フリーライター。栃木県出身。大学卒業後、放送作家としてテレビ・ラジオの制作に携わる。『山本"KID"徳郁 HEART HIT RADIO』(ニッポン放送)『FIGHTING RADIO RIZIN!!』(NACK5)ウェブでは格闘技を中心に執筆中。レフェリーライセンス取得。ボクシング世界王者のYouTube制作も。
【写真】総合格闘家・ボディコンテストの「二刀流」 杉山しずかフォトギャラリー
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