米プロレス団体AEWの前王者・志田光が感じる日本とアメリカの違い。女優としての夢も語った (5ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文 text by Ozaki Mugiko
  • 林ユバ●撮影 photo by Hayashi Yuba

「そのためにはプロレスで一番にならないといけない。『AEWからだれか呼ぼう』となった時に、一番に名前が挙がるところにいないと呼ばれないと思うので。歴史に名を刻みたいんですよね。結局、私が死んだあとに『あの人、頑張ったよね』って言ってもらいたいだけなんです。私にしかできないことをやっていきたい」

 志田ならどんな夢でも叶えられると思った。もがき苦しみながらも自分を信じ、道を切り拓いてきた志田なら――。

 18歳の時、野球映画『バッテリー』の主題歌に励まされたという。「やりたいことをやる」と決めてスターを目指した志田。あの頃、追い求めていた"ボール"を、彼女はすでに手にしているのだろう。

(vol.1から読む 伊藤麻希>>)

【プロフィール】
■志田光(しだ・ひかる)
1988年6月11日、神奈川県高座郡寒川町生まれ。2008年、映画『スリーカウント』のオーディションに合格。映画出演のため、プロレスラーとしてデビューすることに。同年8月23日、アイスリボン新木場大会でデビューし、映画では主役の座を獲得。2014年4月よりフリーとなり、2017年2月よりMAKAIに所属。2019年4月、アメリカの新団体・AEWと契約を結び、2団体所属となる。2020年5月、AEW女子世界王座に勝利して第3代王者となる。2021年5月まで1年に渡り防衛し、AEWのトップレスラーのひとりとして活躍を続ける。Twitter>>@shidahikaru

【公演情報】
「第69回魔界 BLACK NIGHT」
2022年5月13日 (金)19:00開演予定/かめありリリオホール
詳細はこちら>>

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