【ボクシング】山中慎介が激白「アイツと戦えるなら階級を上げてもいい」 (4ページ目)
松原 求めるのは、防衛回数よりも、強い対戦相手なんですね。
山中 もう、防衛回数にこだわりはないです。記録としては残るでしょうけど、防衛回数の長短がボクサーとしての本当の評価かと言ったら、決してそうではない。一戦一戦の内容や、誰にどういう内容で勝ったかが問われている時代なので。
松原 では、具体的に対戦してみたい選手はいますか?
山中 バンタム級では正直、パッと思い浮かばないですね。もちろん、統一戦は魅力的ですけど。1階級上のスーパーバンタム級のほうが、今は熱いんですよ。
松原 ということは、階級を上げる可能性もあるのですか?
山中 1階級くらいであれば、という感覚はありますね。良いカードを組んでいただけるなら上げます。
松原 WBCのスーパーバンタム級王者、レオ・サンタ・クルス(メキシコ・26歳)との対戦を望んでいるという発言もされていますよね?
山中 サンタ・クルスはアメリカでの評価が高いですし、ラスベガスでの人気もある程度ある。対戦できれば、僕の夢でもあるラスベガスで試合ができるでしょうから。そういうことを込みで、彼の名前を出しているんです。でも、サンタ・クルスが階級を上げるというウワサもありますし、なかなか難しそうなんですけどね。
松原 ただ、ノニト・ドネア(フィリピン・32歳/世界5階級制覇王者)がフェザーからスーパーバンタムに階級を下げてくるというウワサもありますよね?
山中 そうですね。もし、ドネアがどの団体にせよ、スーパーバンタム級の王者になるのであれば、挑戦したいですね。
松原 山中慎介対ノニト・ドネア――。ファンとしては想像しただけで興奮します。
山中 実現したらビッグマッチですし、スリリングな面白い試合になると思います。それに、ドネアには同門の先輩、西岡(利晃/元WBCスーパーバンタム級王者)さんがやられていますから。そういう意味でも、面白い試合になりますよね。
4 / 6