【女子バレー】佐藤淑乃が目指すは「バックアタックとサーブで世界一」 SVリーグで培ったシーズンMVPの自信 (2ページ目)
【誰にも負けない彼女の武器】
地に足をつけて、自分の現在地を確かめながら突き進む。その先にあるのは「世界ナンバーワンのアウトサイドヒッターになる」という壮大な目標だ。
「それも『今までにない選手』になりたいんです。世界的なプレーヤーで言えば、たとえばオフェンス力が強みと挙げられる選手がいますよね。私はバックアタックとサーブを強みにしていますから、それらで世界中から恐れられるようになりたい。そのふたつにおいて『世界一だな』と思われるようにがんばりたいと思っています」
2025-26シーズンのSVリーグにおいて佐藤は、今季の日本人選手最高となるバックアタック決定率34.5%をマークし、サーブポイントではリーグトップの53点を叩き出した。そのふたつが武器であることは数字の上でも明確だ。
「特にバックアタックに関しては、ディグでもレセプションでも自分がレシーブしてからアタックに入る意識は欠かさず、ずっと取り組んできました。そこは誰にも負けないと思いますし、すごく自信があります」
代表活動が始まり、5月中旬には観客を前に紅白戦が実施された。そこでは「少しミスが出てしまいましたが、バックアタックの効果率を上げていきたい」と佐藤。自信を持っているストロングポイントを携えて、ここからは各国との実戦を通して、自らにさらなる成長を課す。
ネーションズリーグへ向けて、佐藤はこのように意気込んだ。
「ネーションズリーグではまず1試合1試合で、チームとして成長していくことが大事になります。昨年はプレッシャーのかかった試合で勝ちきれなかったので、そこで勝利するために全員で勇気を持って戦いたいです。
今年はチームのミーティングでも『世界一を目指そう』という目標が掲げられました。これまでの日本だったら、おそらく『メダルを獲ろう』という具合だったと思うんです。ですが、世界一になることは自分たちにもできると信じ続けて、大会に臨みたいです」
チームとしても、個人としても、世界一へ。その真っ只中──。
著者プロフィール
坂口功将 (さかぐち・こうすけ)
1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを
取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日 本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。 2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・ 執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナシ ョナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、 バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説 も務める。
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