【ハイキュー‼×SVリーグ】大阪ブルテオン中村駿介が烏野と重ね合わせる春高バレーでの負け その後、大学でのセッター転向で開花した (3ページ目)
――印象に残った名言は?
「その青葉城西戦で負けた後、烏野の武田(一鉄)先生が『"負け"は弱さの証明ですか?』と言うんですが......あれは刺さりますよ。『青春やな』って」
――好きなキャラクター、ベスト3は?
「1位は烏野の田中(龍之介)です。熱い感じが大好きで、ムードメイカーなのは自分に近いとも思うし。2位は青葉城西の及川(徹)さん。やっぱりセッターとしてのセンスがピカイチ。『みんな好きになるやん』って選手ですよ。3位は烏野の月島(蛍)。地道に練習したリードブロックが実ってタッチを取るところとか、すごく好きですね」
――ベストゲームは?
「さっきも出た、烏野が青葉城西に負けた試合です。最後に、ボールがコートに落ちるシーンは、自分が3年の時に出た春高バレーの最後を思い出します。味方が弾いたボールを追いかけられず......そのボールの軌道は忘れられないですね」
(連載31:アクアフェアリーズ山口真季は、音駒のクロのブロックも参考に成長「100点の1点を取りたい」>>)
【プロフィール】
中村駿介(なかむら・しゅんすけ)
所属:大阪ブルテオン
1999年3月7日生まれ、大阪府出身。186cm・セッター。小学3年でバレーを始め、パンサーズジュニアにも入会。大塚高校では春高バレーなどで活躍し、早稲田大では4年連続で全日本インカレを優勝。アンダーカテゴリーの日本代表で活躍し、2021年にパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)に入団。2022年にはシニアの日本代表に初選出された。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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