【ハイキュー‼×SVリーグ】広島サンダーズの川口柊人は音駒のクロの教えも参考に「積極的に」プレーする (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

――好きなキャラクター、ベスト3は?

「1位は稲荷崎の北(信介)です。最近、よさがわかりました。僕は今年2月に結婚したんですが、今年は家族ができたのに開幕戦に出られるか不安で、妻に弱音を吐いたんです。そうしたら、『焦らなくても、ちゃんとやることやれば誰かしら見てくれているよ』って。まさに北の心境だなと(笑)。それでいいんだなって思えました。

 2位は鴎台の昼神(幸郎)。『ミスっても死なない』っていう楽観的な姿勢が好きです。自分がメンタルでプレーの出来が左右される人間で、『どうしよう』ってなるので、ポジティブ志向はいいですね。3位は稲荷崎の角名(倫太郎)。同じミドルですが、淡々とスパイクを決める力が自分もほしいです」

――ベストゲームは?

「春高予選の烏野vs和久谷南。ケガした主将の(澤村)大地の代わりに縁下(力)が入るんですが、いろいろあった選手が逃げずにボールを拾って......好きな話です」

【プロフィール】

川口柊人(かわぐち・しゅうと)

所属:広島サンダーズ

2000年8月9日生まれ、埼玉県出身。200cm・ミドルブロッカー。小学3年の時に日本代表の試合を見たことをきっかけにバレーボールを始める。駿台学園高校では国体優勝を経験。日体大では全日本インカレ準優勝などチームを牽引した。2023年に広島サンダーズに入団した。

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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

【画像】SVリーガーたちが選んだ『ハイキュー‼』好きなキャラクターベスト3

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