ネーションズリーグ予選で古賀紗理那は成長を実感 楽しみながら準決勝ブラジル戦へ (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 トップアスリートの世界では、競技者としての自分に酔えるナルシシズムが巨大な武器になる。それが未知の力を引き出すゾーンへ入るきっかけにもなるのだ。

「身体のコンディションを整えながらですが、きつい練習で負荷を懸けて、パリで爆発できるようにしたいです。まずは(ネーションズリーグ)ファイナルラウンド、チームとして精度を上げて、私自身もスパイクを決められるように」

 古賀は先頭に立って戦い続け、チームを引っ張るだろう。

 6月22日、ネーションズリーグ準決勝、日本は世界ランキング1位ブラジルと決勝進出を懸けて対決する。

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プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。

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