世界選手権で飛躍、注目ルーキー、休養からの復帰も。2022-2023シーズンのVリーグで期待の女子バレーボーラー10人 (2ページ目)
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所属:JTマーヴェラス アウトサイドヒッター・173cm
1999年11月13日生まれ 京都府京都市出身 金蘭会高校
金蘭会高時代は主将として春高バレーで全国制覇し、MVPも受賞。JT入団後も内定選手の時から大事な試合で起用されるなど、攻守で安定したプレーを持ち味としている。
日本代表には2020年に初登録。翌年の東京五輪は控え選手で出番が少なく、実力が発揮されないまま不完全燃焼に終わったが、今年の日本代表ではレギュラーに定着した。ロンドン五輪銅メダリストの新鍋理沙を思わせる正確なサーブレシーブや、海外チームの強打を拾い上げるディグ、173cmと決して高くない身長で相手ブロックをかわしたり利用したりと、巧みに決める攻撃センスを武器に活躍。世界選手権では、主将の古賀紗理那が負傷でフル出場できない中、準々決勝のブラジル戦でチーム最多の21得点を挙げるなど代表になくてはならない存在となった。
もともとテクニックに定評のある選手だが、代表での活躍を経て、今季のVリーグではさらに磨きがかかったプレーが堪能できそうだ。
(photo by 坂本清)
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