世界選手権で飛躍、注目ルーキー、休養からの復帰も。2022-2023シーズンのVリーグで期待の女子バレーボーラー10人 (3ページ目)

  • 高井みわ●文 text by Takai Miwa

この記事に関連する写真を見る■黒後愛(くろご・あい)

所属:東レアローズ アウトサイドヒッター 180cm

1998年6月14日生まれ 栃木県宇都宮市出身 下北沢成徳高校

 木村沙織らを輩出した名門・下北沢成徳高の出身で、バレーセンスが高く評価される逸材だった。高校時代は主将として春高バレー優勝、ユース世界選手権でベストサーバーに選ばれるなど順調なバレー人生を歩み、2017年に東レに入団。翌年には日本代表として世界選手権にも出場した。

 2020年には東レの主将に就任。22歳の若さでチームをまとめ、チームは準優勝した。2021年の東京五輪でもエースとして期待されたが、本来のパフォーマンスを見せられず、大会後に休養を発表。2021-22シーズンはVリーグの全試合を欠場した。

 その後の経過が心配されていたが、今年6月に自身のSNSでチームへの復帰を報告。今月、故郷で開催された栃木国体ではリリーフサーバーとして出場し、ファンを喜ばせた。今季はコートに"黒後スマイル"が戻ってくることが楽しみだが、焦ることなく一歩ずつ歩みを進めてほしい。

(photo by 堀江丈)

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