エース石川祐希が帰国出場しても、
インカレ優勝を逃した中央大の誤算 (4ページ目)
3位決定戦に勝利した後に目を潤ませる石川 3位決定戦の勝利者インタビューでも、「チームメイトのために、スタッフのために......」と、答えている途中で言葉に詰まり、嗚咽が漏れた。これは1年前のリオ五輪最終予選で敗退したときにも見られなかった光景で、その涙に石川の4年間の全てが凝縮されていた。
「大学最後の試合を勝って終われてよかったです。これまではチームメイトやスタッフのためにプレーしてきましたが、これからは自分のためにプレーしようと思います。イタリアに戻って今季はラティーナで活躍し、他のチームからも声をかけられるような選手になりたいです」
海外でプロ選手として活動することを目指すという石川は、卒業式には出ず、そのままセリエAでプレーするという。東京五輪で日本代表を勝利に導く絶対エースとなるために、世界を相手に戦う石川の今後に注目したい。
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