2017.11.10

男子バレーを弱いままで終わらせない。
清水邦広が誓う東京五輪での雪辱

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 浦川一憲●写真 photo by Urakawa Ikken

 Vプレミアリーグ男子で、全日本の元キャプテン・清水邦広(パナソニック)が気を吐いている。開幕から5試合を終えた時点で、アタック決定率や総得点のランキングでベスト5に入るなど、4勝1敗でリーグ2位につけるチームをけん引している。

 清水は今年度、全日本のメンバーに登録されながら、国際大会に出場することができなかった。その原因となったのは、医師から「選手生命に関わる」と宣告されたケガ。そこからの完全復活を期す清水に、外から見た全日本の戦い、今季のVリーグにかける想い、そして2020年の東京五輪について語ってもらった。

ケガを乗り越え、Vリーグで復活の兆しを見せる清水***

――Vリーグで好調を維持していますが、昨年12月に骨折した右足首の状態は?

「今は大丈夫ですが、再発の可能性はゼロではありません。今後も現役を続けていく限りは、この足首と一緒にやっていかなければならないので、リスクを減らすことを常に意識しています。食事では栄養のバランスを今までよりも考えるようになりましたし、カルシウムを摂るためにサプリメントも活用しています。体のケアも、以前は練習後のアイシング程度だったのが、少しでも違和感がある部位は念入りにケアをするようになりました」

――清水選手は、これまでもケガが多かった印象がありますが。

「そうですね。中学生のときの網膜剥離が始まりで、肉離れは何回もやっています。右足首については、大学1年のときに靭帯断裂、リオオリンピックの数カ月前に腓骨筋腱脱臼、そして、昨年の舟状骨骨折。大きなケガをちょいちょいしているので、『今回も1カ月2カ月くらいで治るかな』と自分では思っていたんですが……。いつ復帰できるか、病院の先生もわからなかったんです」