「自分で作っちゃおう」。内山靖崇は批判も
承知でテニス大会を創設した (6ページ目)
港を離れて早々に、種々の試練が立ちはだかる船出なのは間違いない。ただそれも、内山が望んでいたことでもある。
これまでは選手として大会を見てきたが、大会運営側に立つことで、新たな視座も獲得できるだろう。そうなれば、他の大会にも建設的な提案ができるはずだ。
「他の大会にも刺激を与えたいです。選手がトーナメントディレクターをやることは大切だし、それは特別ではない、という流れも作りたい」
それらを実現するための、現役選手としての大会設立であり、目指すは地域密着型の大会運営。
"Uchiyama Cup"の名には、その理念と願いが込められている。
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