錦織圭ぬきでも日本は大きな収穫。
デビスカップで善戦、強さを見せた (4ページ目)
そして、今回特にフランス戦で輝きを放っていたのが内山で、確かに結果は単複2敗ではあったが、内山の2敗は責められるべきものではなく、むしろこの経験が、今後の内山の成長を促すものであると見るべきではないだろうか。
いかにツアーレベルに定着することが、個々の選手の実力を上げるのに大事なのかを示した一戦になった。今後も日本チームのさらなる進化のキーポイントになっていくのは間違いない。
11月20日には、ラウンドロビン第2戦で、日本は、ノバク・ジョコビッチ(2位)を擁するセルビアと対戦する。内山がダブルスの試合中に右手の指を痛め、痛み止め薬を飲む場面があったため、もしかしたら日本は2シングルスを変更してくるかもしれない。
一方、セルビアは、前週にATPファイナルズを戦ったジョコビッチを温存してくる可能性もなくはなく、もしそうなった場合でも、シングルスで34位と40位の選手が相手になるので、日本としては決して簡単な試合にはならないだろう。
今一度、成長中の日本代表の力が試される。
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