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スーパースターたちがなぜ続々と来日?
日本でラグビーをする貴重な価値 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 ニュージーランド協会にとっては、オールブラックスのトップ選手の海外流出を防ぐことができる。選手にとっては、高収入を得ながら海外でプレーできて、家族との時間も増えてリフレッシュできる。そして日本のトップリーグチームにとっては、オールブラックスの選手と契約することができ、日本のファンは世界トップ選手のスーパープレーを間近に見ることができる。

 つまり、このサバティカルによって、二者、三者以上にウィン・ウィンの関係が築けるのだ。

 今年5月にカーターが神戸製鋼を退団してしまったため、残念ながらバレットとの対決を日本で見ることは叶わない。だが、SOでもFBでもプレーできるバレットは、高い次元でゲームを作りながら、かつ魅力的なランでトライも獲ってくれるだろう。

 元オーストラリア代表SOマット・ギタウと日本代表FB松島幸太朗の抜けた穴を埋め、「アタッキングラグビー」を信条とするサントリーにすぐフィットするはずだ。トップリーグでもどんなプレーを見せてくれるか、想像するだけで心が躍る。

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