2020.06.02

堀江翔太は代えのきかない選手。
2023年W杯はトンプソン式で挑戦を

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 ラグビー日本代表に約10年——。計66試合にわたって桜のジャージーに袖を通し続けているのが、FWの要「2番」を背負うHO(フッカー)堀江翔太だ。

日本代表チームの骨格を支えるHO堀江翔太 2015年W杯の南アフリカ代表戦、そして2019年W杯のアイルランド代表戦など、日本ラグビー界の歴史を変えた大金星の数々は、縁の下で支えた堀江の存在なくして得られなかったに間違いない。史上初のベスト8進出を成し遂げた「陰の立役者」である。

 今年1月、堀江は34歳になった。日本代表のFW陣の中では、当時38歳で引退したトンプソン ルークに次ぐベテラン選手である。体力的な負担は相当なものであり、昨年のW杯出場の際には「年齢的に今回が最後になるかもしれない」と妻に伝えていたという。

 それでも、日本代表チームには堀江が必要である。代えのきかない選手だからだ。

 堀江のプレースタイルは、ひと言で言えば「トータルフットボーラー」だろう。HOとしてセットプレーを引っ張るだけでなく、ボールキャリー、パス、キック、タックルのスキルにも長けている。