堀江翔太は代えのきかない選手。2023年W杯はトンプソン式で挑戦を (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


「クオリティの高い選手。フィジカルもセットピースも非常にいい。FL(フランカー)のようにジャッカルし、PR(プロップ)のようなプレーもしてくれる」

 日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)も、堀江に高い信頼を置いている。

 サンウルブズ、日本代表、そして所属するパナソニック......堀江はすべてのチームでキャプテン経験を持つ。昨年のW杯では率先してFLリーチ マイケルたちのサポートに回る姿があった。

 昨年のW杯では全5試合に出場し、そのうち4試合で先発。HOとしてセットプレーへの貢献はもちろんのこと、持ち前のフィールドプレーのよさも発揮し、日本代表の快進撃に大きく貢献した。

 準々決勝で南アフリカ代表に敗れ、2月から行動をともにしてきたチームが解散となった時、堀江は感慨深くこう語った。

「2011年からW杯に出ていますが、年を重ねるごとにいいチームになった。最後まであきらめない姿勢を全員が持っていた。最高のチームでした」

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