18歳女子高生は7人制ラグビー日本代表。「東京五輪で金メダル!」 (4ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 そして今は、同じ学年の選手がスコッドにいることも大きな刺激になっている。松田が「絶対に負けたくない相手」が、もうひとりの女子高生、香川メレ優愛ハヴィリだ。

 身長168cm、体重71kg。フィジカルの強さを武器に、香川はオリンピックスコッドへの昇格を果たした。そして今シーズン、ワールドシリーズでは早くも存在感を示している。

 父はトンガ人で、母は日本人。東京・立川で生まれ、3歳頃からは埼玉・浦和に住む。「メレ優愛」が名前、「ハヴィリ」がミドルネームだ。

 ラグビーをやっていた父親は、交換留学生として日本の高校にやってきた。その後、社会人ラグビーチームの大塚刷毛でプレーした経歴を持つ。

 そんな父親の影響もあり、レメは8歳から浦和ラグビースクールで競技を始めた。ただ、同時に水泳もやっており、小学校4年生から6年生は水泳に専念した時期もあったという。専門は自由形で、ジュニアオリンピックに出場するほどの実力があった。

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