18歳女子高生は7人制ラグビー日本代表。「東京五輪で金メダル!」 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 身長168cm、体重61kg。50メートルを6.7秒で駆け抜けるアスリート。17歳で出場した北九州セブンズのロシア代表戦では、豪快なランやステップで2トライを挙げた。

「アタックで裏に出るプレーは通用しましたが、ディフェンスで仕留め切る部分は伴っていませんでした。主にディフェンスとフィットネスが課題。まだまだレベルの差を感じました」

 父の影響で、東芝ラグビー部のグラウンドを練習拠点としている府中ジュニアラグビーで競技を始めた。そしていざボールを持ってみると、「走り方が父親とそっくり」という評判が広まった。

 ラグビー界で父は偉大な存在。しかし松田は、父と比較されることを「気にならない」と言う。

「お父さんは自分の残した実績を自慢することもない。人間的に尊敬しています」

 40歳を超えても東芝でプレーした父の姿は、記憶にあるという。今の松田にとって、父はコーチのひとり。困った時に相談すると、「もっとステップを切ったほうがいい」などアドバイスをしてくれる。

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