2019.10.10

オールブラックスのスタンドオフは
日本が好き。とんこつラーメンが好き

  • interview & text by Yuko Nobe
  • photo by Teppei hoshida

 4年に1度のラグビーワールドカップ日本大会が開幕。過去最多の優勝回数3回を誇る「オールブラックス」ことニュージーランド代表は、今大会を制すれば前人未踏の3連覇となる。その鍵を握るのは、2016年、2017年に世界最優秀選手に2度輝いたSO(スタンドオフ)/FB(フルバック)のボーデン・バレット選手だ。

日本の印象について語ったニュージーランド代表のボーデン・バレット───バレット選手は何度か日本に来られたことがありますね。

そうですね。去年も来ましたし、これで4回目になります。いつも楽しみにしているんですよ。日本の景色が好きなんです。ニュージーランドとも他の国とも違いますよね。それになんて言っても食べ物ですね。とんこつラーメンが大好きで、今回も日本に来てすぐに食べに行ってしまいました(苦笑)。日本食は大好きなので、今日はランチで寿司を食べました。

───温泉も楽しんだとか。

はい。ハードなトレーニングの後に温泉に入ると、すごく疲れが取れます。だからホテルに温泉があれば毎回入っていますね。

───今回、アディダスとの「#CreatorsUnite」プロジェクトで、日本のアーティストによって、ご自身がアート作品になりました。

すばらしいことですよね! 僕自身もすごく楽しめましたし、芸術作品なので、何十年、もしかしたら何百年もあとまで残るかもしれない、とワクワクしました。正直いうと、普段はアートに触れることはあまりないんですけど、逆に言えばアートが好きで僕らを知らない人たちが知ってくれる機会になるんじゃないかと考えたので、すごく有意義なプロジェクトだなと思います。

───今回ワールドカップで着用するオールブラックスのジャージも、ヨウジヤマモトさんのデザインですね。

すごく気に入っています! シルバーファーン(銀シダ)は、僕たちニュージーランドの人にとって大切なシンボルだし、いわば僕たち自身を表すものだと考えています。今回のジャージはそこに日本のエッセンスも加わっていますよね。

───やはりハカもマオリの文化ですか。

もちろんです。オールブラックスにとっても大事な文化です。すでに何度も経験していますので、ハカを踊ること自体はそんなに難しくない。だけど、チームのメンバーが一丸となって、家族や国を背負う覚悟を見せるものです。グッとモチベーションが上がりますね。