世界最強オールブラックスが、ジャパンをホメる。「勇気を感じた」 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●文・写真 text & photo by Saito Kenji


 現在、オールブラックスに選出されている彼らに、「日本代表が2019年のワールドカップで、決勝トーナメントに行くためにはどうしたらいいのか?」と率直に聞いてみた。

 ルアトゥアは「日本代表のワールドカップでの戦いぶりを見ると、才能ある選手も多く、どの大会でも勝てる可能性を秘めている。自分たちのプレーに自信を持ってほしい」と語り、レイナート-ブラウンは「エディー(・ジョーンズヘッドコーチ)がいなくなったのは残念だが、日本代表には大きなポテンシャルがある。ジェイミー(・ジョセフ)がヘッドコーチになったので、今やっていることを信じて続けることが大事」と続けた。

 マッケンジーは「非常に高い期待をかけられれば、もっと自分たちのレベルを上げないといけないと思うだろうし、対戦相手ごとにもっと何をすべきか考えるべき」と意見を述べた。

 オールブラックスは現在、世界ランキングは1位。2009年からその座を保持し、ワールドカップで2連覇中と最強の名をほしいままにしている。そんなチームの一員である選手たちに、「オールブラックスはなぜ強いのか?」とたずねた。

「ニュージーランドには長い伝統があり、ラグビーをサポートする文化がある」(ルアトゥア)

「ラグビーは15人で行なうスポーツであり、みんなが同じ絵、目標を持つことが大事。それができているのが強い理由だ」

「コーチ、マネジメント、選手といい人材が揃っている。そして毎週、パフォーマンスがいいか確認して、それを積み重ねたからこそ負けなかった」(レイナート-ブラウン)

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